遠州流呈茶席:藤沢・遊行寺

衣香メンバーからの初春メールです。。。

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昨秋藤沢市民祭りに遠州流の呈茶席として参加、遠州流は毎年参加していますが、
我が社中が担当するのは初めてでした。

会場は藤沢駅から少し離れた遊行寺で、一遍上人でおなじみの藤沢山無量光院清浄
光寺、時宗総本山で江戸時代は参勤交代の宿泊所、明治になると天皇のお旅所とも
なっていました。


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お茶席はその日の趣向を考えるところから始まり、東海道の六番目の宿場が藤沢宿
ということで、宿場つながりからお茶席は「野点 旅箪笥」でした。

旅箪笥は旅先に持ち歩いて、お茶を楽しめるよう移動用に考案され、千利休が豊臣
秀吉の小田原の陣に従った際、考案したと言われています。

境内でビールケースをひっくり返し、べニヤを敷き、い草ラグも敷き、にわか作り
の茶席です。あるものを利用しての設えですが、お客様をおもてなしする心は、な
んら変わりはありません。お抹茶を飲んでみたいと思う方はおられるようでしたが
祭り屋台が並ぶ中、ご挨拶から始まるお点前では、待ちきれない‼︎と思う方も・・・。
お茶席は純和三盆菓子二個とすごく美味しいお抹茶で、お席に着かれたには方はそ
の雰囲気、先生のお話に大満足して頂けたようです。

私は人前で初めてお点前をさせて頂きました。体が覚えていることが、当日のハプ
ニングに対する対策と思い、前日まで時間を作っては、自宅でも稽古していました。
自宅ではお道具が揃っているわけではないので、同じようにはできませんが、基本
は変わりません。お点前の基本はありますが、常にその場所の空気を察し対応する。
それが難しく、いつも後悔が残り稽古を続ける感じです。たった一服のお茶を楽し
んで頂く、そのことだけのためではありますが、そのことを思って当日の装いを考
えるのも難しいながらも楽しんでいます。

今では「着物に袖を通したい」を超えて「着物は手段?」 良い言葉が見つかりま
せんが、美味しいお茶を楽しんで頂くための、お道具のような感じになっています。
そういう意味でとても大切なものとなっています。


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まとっているきものにも、こんなコメント、

母が嫁入りの時に持たせてくれたピンク系の色無地を、さすがに派手になったと悉皆
屋さんオススメの色に染め替え、さらに単衣に仕立て直しました。出番がなかなかな
かったのですが、大活躍となりました。。。


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名刹・遊行寺は、「箱根駅伝」のTV
中継で、チラッと映る大きなお寺です。

衣香(きぬか) 糸賀文音
by kimonokinuka | 2016-01-17 10:02 | イベント