2009年 12月 31日
春衣 (はるごろも)

春衣はお正月のために
新調する晴れ着のことです。
昔は年の暮れに家長が家族に
調えるのが習わしだったそうです。
私も幼い頃、年末に母が
洋服・下着・履物・食器などを
新調してくれたのが大変
うれしかった思い出です!
私の娘時代には
大晦日からお正月かけて
美容院は着物をお召しになる人や
髪をきれいに結ってもらう人で
夜通し賑わっていました。
お正月をきもので過ごされる人が増えてくださるといいですね。
ちなみに私の幼少の “春衣” は銘仙の羽織ときもののアンサンブルでした!
今、P.M4:30です。
今年最後の夕日がまぶしいほどの輝きを放ちながら沈んでいきました!!!
太陽にたくさんの感謝の気持ちをこめて御礼を・・・。
皆さまからもたくさんの温かいお心や激励をいただきました。
本当にありがとうございます!
心より感謝を申し上げます。
どうぞ、皆さま良いお年をお迎えくださいませ。
来年も “衣香“ をよろしくお願い申し上げます。
2009年 春待月 糸賀文音
2009年 12月 21日
もし来世があるならば

この子も私のお腹から出てきました。
小学校1年生の頃、ほっぺを真っ赤にしてプンプンしてお稽古事からご帰宅。
理由を尋ねした所、先生がお母さん方の年齢を聞かれたそうです。
ご子息さまは 「お母さんが一番年上だったの! 知恵がない・・・」 とのたまう。
チョト 待った! そんな馬鹿な~? (おさえて)
その頃製薬会社のC.Mで 初潮・結婚・初産 の平均年齢が流れていた。
そのことが頭の中にあったらしく、
「僕を早く産んでれいばそれだけ長く一緒にいられるじゃないの~。」 (一理ござんす)
私より年上のお母様からのお電話が
「娘に本当の歳を話したら、大泣きされたの。OOO君(二男のこと)何か言っていた?」
「若もご乱心よ。」とお伝えしました。 (笑)
こんなことも
理由は思い出せないのですが、夜二男を外へ出しました!
通りがかった近所のご主人さまが 「お母さんにごめんなさいしたら?」
ご子息さまは 「アホなのはお母さんだから、ごめんなさいはしない。」
二男の言い分が正しかったのかもしれない、愚かなおっかさんであった!
私だって迷える子羊ちゃんだったの・・・。 (クシュン)
その後、またも強打を頂戴!
反抗期がないので理由を伺いましたの。
他人行儀で丁重なお言葉で
「さんざん母と兄のくだらない会話を聞きました。
ああい う風にはなりたくありません。」 ( 可愛くない奴 )
ご子息さま 若くない! 賢くない! しこめ!(漢字では書きたくな~い)の母、
三重苦を背負わされてお辛らかったでしょうね! (ごめんなさい)
おっかさん業も飽きちゃたし、今度生まれて来る時はそう“魔性の女”がいい!!!
そのことを友人のYちゃんに話したら 「それはないでしょう。」と一蹴されてしもうた。
“魔性の女” がないということは “ちょい悪オヤジ” もなし。 (つまんないの)
ご子息さま、もし来世があるならばご一緒なさいませんか?
今度は 若く! 賢く! 美しく! 才色兼備の私でございます!
息子 それとも 恋人 (私はない物ねだりの面食い 恋人には???)
来世もご子息さまがよろしいようで・・・。
2009年 12月 20日
Christmas Eveの幸せ!

雪のChristmas Eveを
期待していたのですが・・・。
Christmas Songは流れておらず
私の住んでる町は静かでした!
今夜は着付けの出張指導に
いつも驚くほどの行動力を
お持ちの方々です。
生きていることが
楽しくて!・うれしくて!
言葉ではなく
全身で表現されてます!!!
お稽古を始めて日が浅く
腰紐1本のラクな着付けを体験のために
最後に私が着付けをさせて頂いております。
今夜は名古屋帯で銀座結びや
半幅帯で割り角出しなどを結んでみました。
皆さん感動してくださり、そのままEveの町へ・・・。
きものの楽しさを味わってくださる受講生の方々、
1人でも多くの方々にきものの楽しさをお伝えしたい私、
両方が幸せを感じられる瞬間が,大変うれしくそしてありがたく存じます!
これがサンタさんからのプレゼントかもしれません。
心から深謝いたします!
2009年 12月 18日
着物の文様
格の高い有職文様・四君子(菊・竹・梅・蘭)・松竹梅・おめでたい吉祥文様・御所解き・辻
が花・縞・格子・絣などたくさんのすばらしい文様が心をときめかせてくれます。
家紋のある・なし・文様の配置などで着物の格が決まり、文様は着物のT.P.Oを考えるとき
大事な役割を・・・。
季節感・晴れの日の装い・悲しみの装い・あらたまった席の装い・日常の場面の装いなどを
考慮され、ご自分の感性で優雅に “きもの召しませ”





冷え込んできましたね。
どうぞ、お風邪を召さぬよう・・・。
2009年 12月 17日
道行コート

道行コートの “道行”の意味が
よく解りませんでした。
道行とは旅をすることで
歌舞伎や浄瑠璃では
駆け落ちを意味するそうです。
「仮名手本忠臣蔵」の駆け落ちの場面で
勘平がお軽に掛けたのが鷹匠合羽です。
特殊な仕事の鷹匠が着ていたコートで
現代の道行衿と同形だったそうです。
駆け落ち(道行)場面で使われていたので
この衿の形が“道行”とよばれるように
なったそうです!
礼装からおしゃれ着まで幅広く使えます。
2009年 12月 07日
ちりばめられた小さな幸せ!
10日前に羽田空港までお送りした方からです。
羽田までの道順を尋ねられ、お荷物もたくさんおありで、その上初めての路線を・・・。
不安とお察しして途中までご案内させていただくことにしましたが
あたくしの“ボケ・ボケ”がまたも作動し乗り換えを間違えました! (ごめんなさい)
搭乗時間のことも心配でしたので羽田までご一緒させていただくことにしました。
その方が車中 「こんな時間が必要だったのよ。」と気持ち良くすごさせてくださり
心の中で大~きな感謝をしていました。(神様みたい・・・。)
絶対に間に合うとイメージしたとうりになり
これからもマイナスイメージは持たないと意を強くしました!
この頃のあたくしは、ミスしたかなぁ~と思えることも
気持ちの上でプラスに変換できるようになりました。
もしマイナスになっても、それはそれで学びがあったと気楽に思っいています。
自分のとらえ方なんでしょうね!
キラキラと星のように輝く、ちりばめられた小さな幸せをたくさん紡いでいきたいです!
そして人に感謝ができ、自分にもたくさんの感謝できる人に・・・。
こんな気持ちがもてるのも皆さまと出会いがあればこそです。
文音支援を ありがとうございます!
そして、沖縄からは 食糧支援を ありがとうございます!

今のうれしい気持ちを
帯で・・・。
2009年 12月 02日
師走(しわす) ・12月
樋口一葉さんのご本のタイトルにもある綺麗な言葉ですね。
過ぎゆく年に心から感謝し、純白なきれいな心で新年を迎えら
れるように、この一ヶ月間を丁寧に過ごしたいとおもいます!
暦 大雪 12月7日ごろ
冬至 12月22日ごろ(太陽の復活を意味する日でもあります)
行事 除夜の鐘 12月31日

Xmasもありました!
子供が幼稚園のころ、お友だちが「サンタさんなんていない。」と切り出しました。
私、心の中で (やめて~ ~ ~、 幼稚園児でサンタさんへの夢破れはかわいそう。)
子供同士で いる・いない でもう大変!!!!!
口角泡を飛ばし、言いたいこと言いあったらケロリとして外遊びに。
帰宅後、子供が「サンタさんいるよね? おかあさん」
もちろん肯定しました。
今の私だってXmasは楽しい行事です!